歩行分析とOAトータルケア

東京大学医学部附属病院 循環器内科 稲島先生からの推薦文

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我が国では未曽有の高齢化に伴い、要介護や要支援となる方が急激に増えています。その原因として脳卒中や認知症のほか関節疾患が大きなウェイトを占めています(厚生労働省「国民生活基礎調査」平成25年)。

要介護度別にみた介護が必要となった主な原因

これからは病気を治療して寿命を延ばすだけでなく、要介護・要支援にならないようにしていくことが大きな課題ですが、関節疾患は適切なカラダの使い方で予防が可能です。

しかし家庭や学校で「歩き方」や「座り方」を教わったことは、私稲島を含め多くの方が経験していないと思います。あったとしても科学的根拠に基づいた正しい方法で指導を受けた経験のある方はまずいないと思います。このため間違った方法で歩いたり座ったり作業したりすることで関節を痛めたり、良かれと思ったエクササイズで関節疾患を引き起こしている可能性があります。

KIZUカイロプラクティック院長の木津先生はこの問題に早くから取り組まれ、多くの患者さんに指導を行い、またそのメソッドを体系化し企業での講演や実地指導にも当たっています。この方法論は循環器内科専門医である私の立場からもとても興味深いもので、動脈硬化・心臓病・脳卒中などの予防や治療にも応用できると考え、2014年には共同で一般向けの書籍を上梓しました。幸い好評を頂いており、多くの方の関節や血管の状態を改善するのに役に立てて頂いるようです。

木津先生の研究や啓発は、健康で長生きできる社会に大きく貢献していくものと考え、ここに推薦させて頂きます。

稲島司

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